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Biennial Report 03-04

TechTIPSの状況(2003-2004)

UCSD発ベンチャーの成功事例

Senomyx Inc.(SNMX-NasdaqNM)社は、1999年に設立されたラホヤのバイオテック企業であり、株式公開企業である。この企業は、UCSDの教授の研究開発に対するライセンス権を所有している。この企業は、包装食品・飲料業界むけに、新規の風味強化物質(味のエンハンサー)等を開発した。同社は、2004年6月にIPOを実施。1年足らずで、公開取引株価が2倍以上になった。現在は、世界の主たる包装食品・飲料企業の4社(Campbell Soup Company, The Coca-Cola Company, Kraft Foods Global ,Nestle SA)との提携を通じ、世界的に事業を展開している。

産業界の特許寄贈はUCSDの研究を促進

2003年、2004年度、TechTIPSは、UCSDの研究を促進するため未活用の知財を獲得する目的で、民間部門のUCSD External Relationsとともに活動している。知財(主に共同研究企業より寄贈された特許)は、新たな研究活動や後の知財のライセンシングを可能にする。寄贈された特許に加えて、こうした知財資産を生むためのUCSDの取り組みを支援するために研究に対する賞が提供されている。
2004年のJob法により産業界からの知財寄贈のインセンティブが著しく低下したが、TechTIPSは、既存の寄付による研究サポートやのちのライセンスから得られる収入で、UCSDの技術を強化し、価値を創造している。

Pharmastart プログラム:研究室と臨床とのギャップを埋める

見込みのある治療法(治療薬)を市場に出す際の最大の障害は、研究開発から臨床試験へと移行させるための資金がないというところにある。Pharmastartコンソーシアムは、UCSD・UCカリフォルニア・UCバークレー・スタンフォードメディカルスクール・SRIインターナショナルがメンバーで、この研究室と臨床のギャップを埋めようとする革新的な方法である。このプログラムは、研究者が臨床試験にむけた、治療薬候補の前臨床試験を助け、試験を最後まで終えるための資金を提供するための資源を特定する。UCSDMedicalおよびTechTIPSの代表が、このPhramaSTART運営委員会において活動している。

知財ディスクロージャー

UCSDの知的財産の基本は、学内の研究者から知財もしくは著作権の開示を受けて始まる。こうした開示は、法的保護や商業化のため保護された権利のライセンシング等のベースである。この2年間では、UCSD研究者による知財の開示は年間300件を超えており、UCSDにおいてこれまでないほどの数になっている。TechTIPSは、2003年度に322件、2004年度には314件の開示を受けた。

Agreementの実績

TechTIPSのトータルAgreement数は、2003年・2004年度に増大しつづけ、UCSDのイノベーションをさらに公に利用可能なものにしている。2002年度は592件、2003年度には、総計619件のagreementが実施されたが、2004年度には総計699件に上っている。この数には、ライセンス・オプション・letters of intent(LOI)・秘密保持契約(CDA)・material transfer agreements(MTA)、その他が含まれている。企業が確保したライセンスやオプションの数は、ドットコムバブルの崩壊の結果、2002年度をピークに減少した。LOIやCDAの数は比較的多く、潜在的な産業パートナーが、長期のライセンスを得るのに必要な資金がないにもかかわらずUCSDのイノベーションに対して関心を示していることが分かる。こうした潜在的なパートナーは、資本市場で財政面の回復ができればライセンシーになる可能性がある。

スタートアップ企業

2003年度・2004年度、UCSDのイノベーションを活用するスタートアップ企業に基盤となる技術として、14件のライセンスが供与された。以下がその企業の例である。

  • AnalgesiX
  • Beijing Unicorn Bio-Agricultural Technology Co.,Ltd. など

財務状況

UCSDの知的財産収入は、2002年度の1700万ドルと比較して、2003年度には1070万ドルに減少した。(2002年度は550万ドルの一時的な収入を含んだ金額である)。2004年度では、この期間の一時的なライセンス活動のリカバーにより1510万ドルまではね返っている。
収入のほとんどは、ライセンス収入、ライセンス・メンテナンス収入、およびマイルストーン料金およびロイヤルティからです。大学の重要なミッションは公益の利益のために優れた技術を移転することである。TechTIPSは、技術の商業化のためにベストと考えられる大手・中小両方の企業にライセンスしてきた。資金繰りの苦しいスタートアップ企業へライセンスする際には、これらの小さな企業の参入障壁を低下させるために、アップフロントフィーの代わりに、ストックを受け取る場合もある。

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