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ライセンシング:移転側の視点

移転先と訪問スケジュールが決まったら、移転側は有効な交渉プロセスをめざし、次のような事項を準備・検討しておくべきです。

1.最初のミーティングの準備

  • 技術活用の提案書(公表できる範囲)。
  • 製造規模・人員配置計画・技術力・財政力など、移転先に関する情報を取得。
  • 技術および設備の利点を強調するデータ等の資料。
  • 移転先候補が以前に行った技術移転の取引先情報を提供してもらう。
  • 取引先にコンタクトを取ることによって技術報酬・ロイヤリティ報酬・結果/目標達成率などの観点から、信用度を調査し精査する。

2.技術移転評価/検討すべきファクター

  • 知的財産の経済面の寿命
    例えば、どのくらいの期間、当該知的財産が企業に利益をもたらすのか?
  • 同様の知的財産より派生する競合の可能性。
  • マーケティングにダメージを及ぼす可能性のある政府の新たな法律や規制。
  • 知的財産の価値の低下を招く可能性のある市場状況の変化。

3.技術移転の価格設定

  • 技術の権利が別の企業や組織などに移転される際に適切な価格がつけられる。
  • 適切な価格とは公正な市場価格のこと。
  • 移転先が技術製品化についての資本力を有しているか否かを見極めるため、
    移転側はコミットメントフィーを設定する。
  • 秘密保持契約を締結しておく。
  • 訪問日程・訪問の目的・情報の開示内容に関する守秘義務に関する取り決め。
  • ミーティングに先立って、移転先の条件を調べる。

4.最初のミーティング

  • 最初は移転側の本社で開催するべき。
    理由:移転側が協議や技術のプレゼンテーションに関し、プライオリティを得るために必要。
  • 移転側は、完成度の高いプレゼンテーションをここで行わなければならない。
  • 問合せ等について不用意な発言は控える。
  • 外国語での意思疎通に問題があるようであれば、通訳を雇い両者が正しく理解しあえるよう にする。

 
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