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契約を結ぶ

ライセンシングの時期

発明が製品事業化に近いほど、リスクは低く、ロイヤリティは大きくなる

もう1つ戦略的に考えておくことは、研究開発を続けるか、又は初期あるいは限られた開発技術としてライセンスしてしまうか、です。開発を継続するにはコストがかかりますが、ライセンスの価値は向上します。図1はトレードオフを例証しています。事業化へ向けた新製品開発までの各ステージのコストのパーセンテージに相当する曲線は、ロバート・クーパーの本(Winning at New Products) から得たデータに基づいています。ロイヤリティの点線は、各ステージで何%ロイヤリティを損失したかのデータです。開発段階とライセンスの潜在的なロイヤリティ率の間には、直線関係があるという仮定に基づいています。

言いかえれば、発明が事業化に近い製品であればあるほどリスクは低くなり、ロイヤリティは大きくなる、つまり、損失するロイヤリティのパーセンテージは最小になります。この結論を確認するデータはありますが、関係の直線性は示されていません。図1のロイヤリティの点線は仮説です。ステージDは発展ステージで、事業化へのプロセスの中で主要なコストのうちの1つであることを示しています。例えば、ステージGでのロイヤリティは10%かもしれませんが、それがステージDであればたった5%に、ステージAであれば恐らく1%になるということです。

研究開発の進展とライセンスの価値のトレードオフが可能になる時期があります。ここに示した例においては、主要なコストは発展および事業化ステージで発生します。実際の価値と直線性の仮定によりますが、ライセンスを提供すべき最良の時期は、アイデアや発明が市場、技術的、財務的評価を受けた、ステージCが終了する時期となります。ですが、もちろん状況は様々です。自分の開発の中でライセンス化を試みる最適のステージはどこであるかを判断しなければなりません。ライセンスのロイヤリティの側面が価値を決定する唯一の要素というわけではありません。後段のライセンス契約のセクションで、ライセンス契約に影響する他の要素について述べます。

 
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