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契約を結ぶ

契約書がサインされた後に再交渉することは困難

発明をし、下調べを終え、特許申請後ライセンス化を決め、よいライセンシー候補を見つけました。次のステップは、ライセンス契約を作るのに先立つ交渉過程です。

考慮しなくてはいけないたくさんの要素があるため、ライセンス契約の交渉は通常、困難で複雑なプロセスになります。交渉には一連のギブアンドテークが伴います。交渉成功には、両方の当事者が納得してビジネスを進めることができることが不可欠です。ライセンス契約の交渉において全くもしくは限られた経験しかないのであれば、専門家の助けを利用すべきです。もちろん、弁護士ライセンス契約を作成するべきです。

交渉前の準備

交渉が始まる前に、自分が最終合意の中に盛り込みたい事項を「条件概要書」と一般的に呼ばれる必要条件のリストの形で挙げるべきです。又その取引の成立か破綻かを左右する事項を別のリストにするとよいでしょう。すなわち、こちらが譲れない立場を相手が取りたいと主張してきた場合、です。交渉の最初に、あなたの立場を潜在的なライセンシーに明らかにする契約のドラフトを持っていると便利でしょう。

交渉では、相手側の「利益」を理解することが重要です。それにより、相手方の利益に呼応した自分の立場を形作ることができ、問題点の克服が容易になります。
ライセンス交渉中に、何か難しい決断をしなければならない場合、交渉が決裂したときの対処策として最も良い案、不調時対策案(BATNA)についても考えておきます。例えば、他にライセンスを求めている候補者がいるとしても、自分でビジネスを興すという案がBATNAであれば、ライセンスしないという選択をしてもよいのです。
最終的なライセンス契約は、両当事者にとって有利なウィン−ウィンの取引であるべきだとしばしば言われます。契約関係の持続には、両当事者にとってその契約が自分の利益、つまりライセンサーには適切な報酬とライセンシーには有益なビジネス、に結びついていることが必要です。

交渉前と交渉中に、自分の発明の可能性を次のような問いで視覚化するよう努力してください。

  • その発明は他にどこで利用することができるか
  • ライセンシーはどうやって発明を利用するのか
  • ライセンシーはどんな製品を作っているか
  • ライセンシーは価値ある関連製品を作ったことがあるか 

契約内容は、潜在的な価値を付加した製品についてもカバーしているでしょうか。そうでなければ、できるだけたくさんの不測の事態を契約に盛り込むようにしましょう。

覚えておくべきポイントは、契約書がサインされた後に交渉のテーブルへ戻ることは、不可能でないにしても困難であるということです。例えば、条項があまりに煩わしく、ライセンスを実行するインセンティブがない場合などの例外はあります。

 

 
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